« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

シロバナタンポポ

本郷界隈、シロバナタンポポが咲く家があった。

この辺りの何件かの家の庭で、カントウタンポポやシロバナタンポポが咲いていた。

そのうちの2軒は、とうに建て替えで庭が無くなってしまった。

その家の工事中、そっとシロバナタンポポやカントウタンポポを抜いて、本郷給水所公苑に移植し、数年は花を咲かせていたが、そこの地も永遠でなく、また棲む場所を追われてしまい、自宅の庭に植えなおしたが、シロバナタンポポは花を咲かせなくなってしまった。

カントウタンポポと思われるタンポポも、遺伝子レベルで観ていないので、中間タンポポかもしれない。

さて別の1軒は空き地となって、数年はシロバナタンポポやカントウタンポポが咲く様子が観られた。移植、とも考えたが、根を下ろしているその地で咲いている方が、通る人が楽しめるだろうと思っていたら、あっという間に工事が始まり、タンポポの葉は消えてしまった。どうやら土地は2軒の家になるらしい。

仕方ないかもしれない。

移植したところで、私の自己満足にしかならないかもしれない。

本郷界隈に以前みられた草花は、どんどん姿を消していく。

人がそれを知ってか知らずか望んでいるのだから。

多様性を大切にとかビオトープネットワークとか言ったところで、多くの人は虫を好まないし、従来の価値観の元に雑草はいらないものとされ抜かれていくし、親が昆虫が嫌いで虫を飼えないとなげく子どもは公園でゲームに熱中している。

一見みえない繋がりを大事にしようと伝えることは、容易くない。

たいていは自分の好き嫌いでしか関わらないのだから、嫌いで関心のない人に、自分が好きで関心のあることに関して理解を求めるのは難しいし、その逆もしかり。それでも、異なる人と接すると、それはそれでとても参考になるので、なるべく話す機会を得た方がよいとも思う。

知っていることより知らないことにどれだけ想像力を発揮できるのか、

子どもの頃の小さな自然体験は、そんな想像力を育てる力にもなると思うのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クマ捕獲最多5000頭

昨年の日経新聞(12.12)で読んだのだが、昨年4月から11月までに国内で捕獲されたクマは過去最多の5059頭、その約9割が駆除されたことが、12月21日環境省のまとめでわかったという。

ツキノワグマの生息数は1万頭前後というデータもあり、専門家からは絶滅の恐れもあるという指摘も出ているそうだ。

被害を防ぐにはやむを得ないとして捕殺するケースが圧倒的という。

2月11日(日)東京大学農学部弥生講堂でクマシンポジウムが開かれる。

下記に紹介します。

日本クマネットワーク

一般向け・緊急クマシンポジウム(2/11)の内容の詳細が決定しました。(07/1/29更新)

「人里に出没したクマをどうするのか?人里にクマを出没させないための方策は?」
   -2006年ツキノワグマ捕殺数4千頭超、未来にクマを残せるのか?-


主催 日本クマネットワーク(JBN)、岐阜大学21世紀COEプログラム、東京大学21世紀COEプログラム
後援 日本獣医学会、日本生態学会、日本哺乳類学会、日本野生動物医学会、人と動物の関係学会、岐阜大学大学院連合獣医学研究科、東京大学大学院農学生命科学研究科、財団法人農学会
日時: 2月11日(日)13:00-17:30
場所: 東京大学農学部弥生講堂
対象: 高校生以上一般(無料)、申込み必要なし
開催趣旨:

2006年に起こったツキノワグマの大量出没の背景および原因を検証し、今後の大量出没時の対応策ならびに出没させないための方策について議論する。また、人里に出没したツキノワグマのうち約4,200頭が捕殺されたことから、この捕殺数が日本のツキノワグマ個体群にどのような影響を与えるのかを検討する。未だ日本にクマをはじめとする野生動物の保護管理システムが備わっていないことが根本的な問題であることから、この点を改善していく方策について種々の観点から提言する。

問合先: 〒501-1193 岐阜市柳戸1-1 岐阜大学応用生物科学部内 緊急クマシンポジウム事務局 
    FAX 058-293-2959 E-mail sympo@gifu-u.ac.jp

総合司会:淺野 玄(JBN事務局長・岐阜大学応用生物科学部)

1.挨拶
  坪田敏男(JBN代表・岐阜大学応用生物科学部)(10分)

2.2006年のツキノワグマ大量出没とその対応
座長:間野 勉(北海道環境科学研究センター)、林 秀剛(信州ツキノワグマ研究会)
1)米田政明(自然環境研究センター)
  「ツキノワグマ保護管理の課題」(20分)
2)岸元良輔(長野県環境保全研究所)
  「長野県におけるツキノワグマの保護管理計画と大量出没の実態」(20分)
3)溝口俊夫(福島県鳥獣保護センター)
  「福島県における平成18年度のクマ出没状況
   -GISによる人的被害と特異出没の発生メカニズムの解析-」(20分)

休憩(10分)

3.クマが出没したときの方策、出没させないための方策
座長:青井俊樹(岩手大学農学部)、釣賀一二三(北海道環境科学研究センター)
1)横山真弓(兵庫県立人と自然の博物館)
  「学習放獣と森林動物専門員制度を中心としたツキノワグマ出没対策について」(20分)
2)田中純平(特定非営利活動法人 ピッキオ)
  「軽井沢町のツキノワグマ保護管理におけるベアドッグの使用例」(20分)
3)石田 健(東京大学大学院農学生命科学研究科)
  「クマを出没させないための、日本の森林生態系管理」(20分)
4)大井 徹(森林総合研究所)
  「クマダスで被害の未然防止-出没メカニズムと出没予測手法の研究-」(20分)

休憩(10分)

4.総合討論&提言(100分)

座長: 林 良博(東京大学大学院農学生命科学研究科)、山崎晃司(JBN副代表・茨城県自然博物館)
コメンテーター: 河野昭一(京都大学名誉教授)、羽澄俊裕((株)野生動物保護管理事務所)、山中正実((財)知床財団)、環境省担当者
提言者: 1)鷲谷いづみ(東京大学大学院農学生命科学研究科)「生物多様性の観点から」(20分)
2)山際大志郎(衆議院議員)「政策からの提言」(20分)
3)坪田敏男(JBN代表・岐阜大学応用生物科学部)「日本クマネットワークからの提言」(20分)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

河津さくら

本郷界隈、河津さくらが咲いています。

ここは、染井吉野もありますが、染井より先に、河津さくらが咲き始めます。

河津さくらは染井と違って、ぱっと咲いてぱっと散る花ではなくて、徐々に咲き始め、花の時期が長いさくらです。

見上げていますと、界隈のご老人も歩いていらして、しばし一緒に眺めていました。

辺りは、もう春まじかと。

のんびりして書きそびれていると、あっという間の夏かもしれません。

我家の庭の片隅には、カントウタンポポやフキ、ムラサキケマンなど春をとうに知らせてくれています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »